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ひかりアドバイザーグループでは、定期的にニュースレター「HAGレポート」を発行し、関与先様へお届けしています。最新のHAGレポートはこちら

1.ふるさと納税、してみませんか

長崎県平戸市、佐賀県玄海町、北海道上士幌町、これらの自治体の所在地を正確にご存じの方は少ないと思います。二つの町に至っては人口が5千人前後と少ないことから、よほどのご縁がない限り、その名前を聞く機会すらないのではないでしょうか。そのような自治体が平成26年中に10億円近い寄附を集めたといいます。

 これを可能にしたのが、「ふるさと納税」です。「納税」という用語がやや誤解を招きかねませんが、要は、自治体に対して寄附をすると、その寄附額のうち2千円を超える部分について所得税と住民税が控除されるという仕組みです。さらに、「ふるさと」とはいうものの、必ずしも故郷=出身地に限定されませんから、どの自治体に寄附をするかは納税者の任意ということになります。

 さて、そうなると各自治体は、より多くの寄附を集めるための工夫に鎬(しのぎ)を削ることになります。その工夫は各自治体のホームページで紹介され、また、それらを一覧できるサイトなどもあります。多くの自治体では地元の特産品などを返礼品として寄附額に応じて贈っていますが、中にはパソコンや電動自転車などもあって、競争はやや過熱気味ともいえます。そうした中、冒頭の三つの自治体は首尾良く多額の寄附を募ることができたというわけです。

 実質2千円の負担で返礼品がもらえ、さらに今年から寄附額の上限が引き上げられたこともあって、制度は今まで以上に注目を集めています。みなさんも一度、「ふるさと納税」してみませんか。

2.消える監査役?-会社法の改正

去る5月1日、企業統治(コーポレートガバナンス)の強化を目的とした改正会社法が施行されました。

今回の改正では、社外取締役が経営を監視する新たな制度として「監査等委員会設置会社」が導入されたことが特徴で、既存の監査役会設置会社に代わるものとして注目されています。

監査等委員会設置会社は3人以上の取締役で監査等委員会を構成して取締役の職務執行などをチェックしようという仕組みです。そして、委員の過半数が社外取締役でなければならないというのがポイントです。

旧法でも監査役会には社外監査役の選任が必要とされていましたが、あくまでも監査役の立場にとどまることから、取締役の人事などについて影響力を行使する点で限界がありました。

また、業務執行取締役に対する取締役会としての監督機能を強化するために、社外取締役を積極的に活用すべきであるとの声が高まる中、社外取締役に実質的な機能を担わせるための仕組み作りが導入されたともいえます。

もっとも、監査等委員会設置会社には会計監査人の選任が必要とされていますので、中小企業での利用には余り向いていないのですが…

3.東京スカイツリー

早いもので開業3周年だそうです。いつでも行けるという思いから、結局3年間行けずじまいだった東京スカイツリーに行ってきました。

天望デッキという一般の展望台まで2,060円、その上の天望回廊なる場所まで1,030円、一人計3,090円もの料金を支払って足を踏み入れた地上450メートルから見下ろす下界の風景ですが、正直なところ何の感動もありませんでした。

思えば、南東方向の景色は羽田空港に向けて着陸態勢に入る航空機から何度か見たことのあるものでしたし、それよりもパソコンの画面でいつでも簡単に見られる風景なのです。

そう、グーグルマップの航空写真を開けば、いつでも自由に下界を俯瞰できるのですから、何もわざわざ高い料金を支払って高いところへ登る必要などありません。

今後、航空写真データの更新頻度と精度が上がることは確実ですから、無事に3周年を迎えた観光施設も、電波塔としての本来の機能はともかく、集客力がどこまで継続するのか、ここは「お手並み拝見」というところでしょうか。

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4.今年の税金百科

みなさん、ゴールデンウィークはどのようにお過ごしになられたでしょうか。有給休暇をやりくりして9連休というケースもあったようですが、そんな世間の様子を横目で見ながら、今年も「税金百科」の校正作業に精を出していました。

おかげさまで作業は順調に捗っており、例年通り7月初旬頃には「2015-16年版」を上梓できる予定です。装いを新たにする「税金百科」に是非ご期待ください。

5.結婚・子育て資金の一括贈与に係る贈与税が非課税に!

平成26年に生まれた子供は100万人余で前年より2.9万人少なくなっていますが、この総人口の減少につながる少子化の要因のひとつには、長引く不況による将来の経済的不安により若年層が結婚・出産を躊躇していることが挙げられています。

平成27年度の税制改正では、この少子化の拡大に歯止めをかけるべく、両親や祖父母から子や孫に対して結婚や子育てのための金銭を非課税で贈与することができる制度が創設されました。

6.「どうしよう?」にお答えします!Q&Aコーナー

Q. 「持続可能な医療保険制度を構築するための国民健康保険等の一部を改正する法律案」が国会で改正されましたが具体的にどのような改正がありましたか?

A1. 健康保険料の算定基礎となる標準報酬月額などについて以下の等級が追加されました。

A2. 標準賞与額に関する改正

標準賞与額の上限額(年度における標準賞与額の累計)が、改正前の「540万円」から「573万円」に改正されました。

※施行は平成28年4月1日で、詳細は省令で定めることとされています。

7.チョットお邪魔します。人気のお店訪問]

今回ご紹介するお店は、JR草津駅西口から徒歩3分のイタリア食堂「Trattoria DELLAMELA(トラットリアデラ・メーラ)」さんです。

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オーナーこだわりの地元産有機野菜をふんだんに使い、有名ホテル出身のシェフが腕を振う料理や専属パティシエによるスイーツはどれも絶品です。9月からは、ランチで大人気の「新鮮な有機野菜の前菜ビュッフェ・バーニャカウダー付」がディナーでも堪能できます。また、併設のBAR「カウンターバー・バルーノ」では80種類以上のお酒と専属のソムリエが優雅な時間を演出してくれますので、一人でもカップルでも利用でき大変好評です。店内には着席80名、立食160名の独立したホールも併設しているため、パーティや二次会にもご利用いただけます。“Slow Food”にこだわった本格イタリア料理を、ぜひ一度ご賞味下さい。

イタリアン食堂
「Trattoria DELLA MELA(トラットリアデラ・メーラ)」
〒525‒0037 滋賀県草津市西大路町9‒18
TEL:077-563-7901
◆JR琵琶湖線「草津」駅徒歩3分
◆営業時間:11:00~翌1:00(L.O.24:30)
◆定休日:年中無休

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