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2020.07.06 | 就活コラム
税理士業界の現状と今後-最新動向と就職転職事情を解説-
2020.07.06 | 就活コラム
税理士業界の現状と今後-最新動向と就職転職事情を解説-
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税理士になりたい、または税理士として成長したいのであれば、業界分析は必須です。
業界を知ることは、就職転職の軸を決定したり、キャリアプランを立てたりする上で有力な情報といえます。
特に、現状と今後の動向については把握しておくべきでしょう。

CONTENTS

目次

1.税理士業界の現状

税理士業界は高齢化が顕著な業界です。
日本税理士会連合会が発行している、税理士を目指す学生向けのパンフレット『税理士って?一生の仕事を探すなら(平成31年3月改訂)』にて、第6回税理士実態調査の結果(平成26年1月1日現在)は以下の通りでした。(参照URL:http://www.nichizeiren.or.jp/wp-content/uploads/doc/prospects/zeirishikai_pamph_1903.pdf

・20歳代:0.6%(187人)
・30歳代:10.3%(3,358人)
・40歳代:17.1%(5,599人)
・50歳代:17.8%(5,817人)
・60歳代:30.1%(9,868人)
・70歳代:13.3%(4,343人)
・80歳代:10.4%(3,421人)

上記のように、税理士の半数以上、およそ54%が60歳代以上であることが分かります。

また、税理士には開業税理士も多いことから、個人事務所を開設しているイメージが強い人もいるでしょう。
しかし近年は、個人事務所は減少の傾向にあり、税理士法人が増加傾向にあります。

平成24年と28年の『経済センサス‐活動調査(確報)産業小分類、市町村、都道府県のランキング<追加参考資料>』を見比べると、事業所数「31,222→31,208」に減少しているにもかかわらず、従業員数が「169,909人→177,318人」に増加しているので、従業員数の少ない事業所が減少していることが明らかです。
参照URL:
【平成24年:https://www.stat.go.jp/data/e-census/2012/kakuho/pdf/rank.pdf
【平成28年:https://www.stat.go.jp/data/e-census/2016/kekka/pdf/rank.pdf

また、日本税理士会連合会が発表している、現在の法人設立届出数は以下のように年々増加していることから、法人数の増加も確認できます。
・平成28年3月末日現在 3,273
・平成29年3月末日現在 3,519
・平成30年3月末日現在 3,727
・平成31年3月末日現在 3,963
・令和元年10月末日現在 4,104

このように、税理士業界は高齢化が進み、個人事務所が減少、法人設立が増加していることが分かります。

また、『税理士が転職に有利な理由・転職先・世代別転職動向【まとめ】』でも紹介しましたが、高齢化や法人の増加によって、若手税理士の需要が高いことは明らかです。

税理士業界の現状の写真

2.税理士業界の今後(最新動向)

ニュース等で「近い将来税理士の仕事がAIに奪われる」、というのを目にしたことがあるかと思います。
しかし、税理士の仕事は複雑です。
AI化されるといわれているのはどれも単純作業ばかりで、全ての税理士業務を自動化させることは困難です。
単純業務に関しては、既にIT導入で効率化が進められています。
税理士は、そうした一部の業務だけでなく、もっと総括的な企業の経営課題改善を行うことが仕事です。
今後はAIに仕事を奪われるのではなく、AIを活用することでさらに成果を出せる税理士が重宝される時代になるでしょう。

現在、少子高齢化による労働人口減少の対策のひとつとしてICT政策が国を挙げて展開されています。
(参考URL:http://www.soumu.go.jp/menu_seisaku/ictseisaku/ictriyou/index.html

税理士にとっては、顧客の経営コンサルティングやITコンサルティングの一環として、企業の課題解決の為にITの導入支援をすることにより、顧客の将来に渡って経営のサポートを続けられるチャンスなのです。

よって、コンサルティングは今後の税理士のメインの業務になると言えます。
コンサルティングは、各顧客に合わせる必要があり、前例がなかったり、新しい解決策を導いたりするため、人間だからこそできる業務なのです。

税理士業界の今後(最新動向)の写真

3.就職転職事情

税理士就職転職は現在、売り手市場です。税理士法人が増加しており、それに伴って求人も多く出回っています。
また、若手税理士は希少価値が高く、引く手あまたです。

更に、税理士としての市場価値を上げることで、将来的なキャリアプランやなりたい税理士像に近づくことができます。
市場価値を上げるのに必要なのは、「時代の変化への対応力」と「専門性の高さ」です。
この2スキルはコンサルティングに必要不可欠であり、税理士としての強みにもなります。
コンサルティングが業務のメインとなることで、AI化をチャンスにできるのです。

尚、AI化については『AI化に税理士は必要不可欠-ITにも強い次世代税理士とは-』で詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

就職転職事情の写真

4.まとめ

今回は、税理士業界の現状と今後について、最新動向と就職転職事情を含めて紹介しました。

■税理士業界の現状
・税理士の平均年齢は高齢化している
・近年、事業所数は減少し、法人設立数は増加している

■税理士業界の今後と動向
・税理士はAI化をチャンスにできる
・今後は「人間だからこそできる」コンサルティングが中心となる

■就職転職事情
・売り手市場
・「時代の変化への対応力」と「専門性の高さ」が市場価値を上げる

このように、税理士業界は高齢化やIT化、AI化に伴って今後も変化し続けることが明らかです。よって「人間ならではの能力」を強化することでコンサルティング能力がアップし、市場価値が上げられます。ぜひ、参考にしてみてください。

ひかり税理士法人では、コンサルティング経験の有無に関係なく、コンサルタントとして活躍できるベースが備わっています。

・業界未経験でも着実に学べる新人研修制度
・専門性を磨き実務力を伸ばすための定期的な事例共有会(ひかり塾)
・スキルアップの為の外部研修やオンライン動画研修
・将来的なキャリアプランに応じて、多様な業務に携わることができる環境
・やりたい業務に挑戦するための充実したサポートや協力体制

このように、主体性が認められ、プロが日々研鑽し続けているひかり税理士法人で、一緒に活躍してみませんか?

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