- 2024.07.08 | 就活コラム
- ITコンサルタントとは?仕事内容・役割・スキル・資格など【まとめ】

ITコンサルタントは、ITの進化により近年ますます需要が高まっています。
今回はそんなITコンサルタントについて仕事内容や役割、必要なスキルだけでなく、持っていた方がよい資格などをまとめてご紹介していきます。ぜひご一読ください。
CONTENTS
目次
1.ITコンサルタントの仕事内容・役割・SEとの違い
ITコンサルタントの仕事は、IT技術を活用し、クライアントの経営課題改善や業務効率化、業績アップにつなげることです。
主に経営者や経営企画といった企業のトップ陣とIT領域からの経営課題解決を目指します。
【ITコンサルタントの仕事内容】
具体的な仕事内容はIT戦略の策定、クライアントのシステム適化などIT領域からコンサルタントします。
例えば、
・IT戦略の策定
・クライアントのシステム適化
・システム設計
・システム開発~導入
など、IT領域からのコンサルタントが主な仕事内容となります。
仕事内容は『コンサルタントは何種類ある?業務内容と転職方法も合わせて解説!』でも詳しく解説しています。
ぜひこちらのコラムもご覧ください。
【ITコンサルタントの役割】
ITコンサルタントの役割は主に6つあります。
・IT戦略
・ERP(企業資源計画)
・CRM(顧客管理)
・SCM(全体最適化)
・PMO(統括的な管理)
・SAP(システム分析・プログラム開発)
ITコンサルタントは、IT領域を含めた経営全般と、一部の専門性の高い分野を担うことが役割とされています。
【ITコンサルタントとSEとの違い】
SEとITコンサルタントは「クライアントに求められる役割 」に大きな違いがあります。
ITコンサルタントは、クライアントにとって最適なIT導入を提案し、経営課題解決をすることが業務の中心です。
一方、SEはクライアントの求める要件に基づき、システム設計や開発を行うことが業務となります。

2.ITコンサルタントに必要なスキル・資格
ITコンサルタントに必要なスキルや転職に有利な資格についてご紹介します。
ITコンサルタントに必要なスキルは2つあります。
・ヒアリングスキル
・論理的思考スキル
IT業界や経営の知識だけを持っていても、それらを活かせるスキルがなければ、クライアントの多様化するニーズに応え、本質的に課題を解決することは困難です。
例えばヒアリングでは、現在抱えている問題について向き合うだけでなく、潜在的なものも含めた課題抽出のために「SPIN話法」といったフレームワークを活用することもあります。
こうしたテクニックや関連知識というのは、スキルがあるからこそ実践的に活かすことができるのです。
※ITコンサルタントに必要な専門知識については『コンサルタントに必要なスキルとは?-求められる基礎能力と専門知識-』でも詳しく解説しています。参考にしてください。
【ITコンサルタントに有利な資格】
■ITコーディネーター
経済産業省が推奨する民間資格です。
NPO法人ITコーディネータ協会(https://www.itc.or.jp/)が認定しています。
■PM(プロジェクトマネジメント)
情報処理推進機構が実施する「情報処理技術者試験」の一つです。
平成31年度春期で約20%の合格率と難易度が高い資格です。
参考資料: https://www.jitec.ipa.go.jp/1_07toukei/oubosya_ruikei.pdf
■PMP(プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル)
米国のPMIによる国際資格です。
国際資格なので海外に関わる仕事をしたい方にも役立つ資格です。
■中小企業診断士
国家資格です。コンサルタントに必要なマーケティング、財務、法律、人事管理など幅広い知識と思考力をトータル的に備えている証となります。

3.ITコンサルタントになる方法・キャリアパス
ITコンサルタントになる方法は2つあります。
・コンサルティングファームに就職する
・事業会社に就職する
ITコンサルタントになるにはSE職やIT業界の経験があることが望ましいです。
経験がなくても、コンサルティングファームや事業会社ではポテンシャル採用を行う場合が多く、異業種からチャレンジすることもできます。
【キャリアパス】
ITコンサルタントのキャリアパスは下記のようなものがあります。
・パートナー(共同経営者)
・プロジェクトマネジメント
・ITスペシャリスト
より専門的なことや新しい領域にチャレンジしたい場合は、コンサルティングファームや事業会社に転職することもおすすめです。
パートナー(共同経営者)になれば、新規プロジェクトの立案・受注や役員以上を対象としたセミナー開催といった顧客開拓業務に加え、経営そのものを行います。
また、IT戦略を担うITコンサルタントに対し、開発スケジュールや品質評価、関係者調整などプロジェクト全体の管理を行うプロジェクトマネージャーという道もあります。
経験と人脈を活かせば、ITスペシャリストとしてフリーランスで活躍することも可能です。

4.まとめ
いかがだったでしょうか。
今回の記事でITコンサルタントの仕事内容や有利な資格、キャリアパスについておわかりいただけたと思います。
ITコンサルタントは、IT領域からクライアントの経営課題を解決することが求められます。
「成果」を提供するためには、ITに関する幅広い知識だけでなく、同時にスキルも必要であることを伝えました。
また、ITコンサルタントにとって強みとなる資格も紹介しました。
・ITコーディネーター
・PM(プロジェクトマネジメント)
・PMP(プロジェクトマネジメントプロフェッショナル)
・中小企業診断士
中でもPM資格は、取得すると「ITコーディネーター」や「中小企業診断士」の資格試験の一部が免除されるため、最初に取る資格としておすすめです。
ITコンサルタントはAI化の進む中で需要はますます高まっています。
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