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2020.04.20 | 就活コラム
【コンサルティング手法】実践的な経営戦略・業務改善コンサル手法とは
2020.04.20 | 就活コラム
【コンサルティング手法】実践的な経営戦略・業務改善コンサル手法とは
【コンサルティング手法】実践的な経営戦略・業務改善コンサル手法とはの写真

コンサルティングには、クライアントの課題解決をおこなうために様々な手法が必要となります。
今回は経営戦略・業務改善コンサルをクローズアップし実践的なコンサル手法をご紹介します。
ぜひ最後までご覧ください。

CONTENTS

目次

1.経営戦略・業務改善コンサルとは

【経営戦略コンサルとは】
経営戦略コンサルとはクライアントの経営戦略の立案から運用をおこなう仕事です。
経営戦略には3つの種類があります。
・全社戦略
・事業戦略
・機能別戦略
経営戦略コンサルはこれら3つの戦略の立案から運用までトータルでサポートします。
⇒関連記事『【経営戦略の基礎】必要性・種類・立案方法など

経営戦略コンサルタントは経営の知識以外にも
・営業
・マーケティング
・財務
・人事
経営戦略では経営全体の戦略立案のトータル的なサポートを提供します。
そのため雇用や財務の知識など経営にかかわるすべての業務範囲の知識が必要となります。

コンサルタントに必要な知識については『コンサルタントに必要なスキルとは?-求められる基礎能力と専門知識-』でもご紹介していますのでぜひご覧ください。
【業務改善コンサルとは】
業務改善コンサルとはコスト削減や業務のプロセスの効率化・改善を行う仕事です。

例えば下記のような業務があります。
・客観的な問題の提起
・第三者の立場で本当に必要な改革を進める
・社員の教育に繋げる

クライアントはこれまでの社風や習慣にとらわれて客観的な視点で業務改善ができないことがあります。
その点、第三者である業務改善コンサルタントは客観的に全体を見ることができるので、クライアントに本当に必要な業務改善を立案することができます。
またベンチャーやワンマン経営で進んできた企業は業務の改善方法を知らないまま業務を進めてきてしまっているという場合がよく見受けられます。
企業の将来的な発展のために業務改善の手法をコンサルタントが示し、ノウハウを提供することでクライアントの社員の今後に役立てることができます。

経営戦略・業務改善コンサルとはの写真

2.経営戦略・業務改善コンサルの手法

経営戦略・業務改善コンサルは具体的に以下の手法でプロセスを進めます。
【経営戦略の流れ】
経営コンサルではMAS(Management Advisory Servise)を活用し経営戦略の立案、経営サイクルの確立をおこないます。
MASとは会社が目標を達成できる経営体質になるために、経営計画を軸とした経営サイクルの確立と運営を支援するサポートのことです。
MASの最重要点はP(計画)D(実施)C(チェック)A(処置)のサイクルを回す思考や仕組みの構築です。

例えばひかり税理士法人では次の流れで進めます。
①ミッション(経営理念)・ビジョンの作成
②分析
③中期・単年度経営数値目標の作成
④経営戦略の立案
⑤バランス・スコアカードの作成
⑥アクションプランの策定
⑦計画の実施
引用元:https://www.hikari-tax-tokyo.com/work04/

【業務改善コンサルの流れ】
業務改善コンサルはBPMN(Business Process Management)を活用し業務の見える化を行ったうえで業務の問題点の発見・改善を行っていきます。

BPMNとは日本BPM(Business Process Management)協会も推奨する世界標準の業務フロー図です。
組織全体の共通認識のもと業務フロー図を作成し理解できるため担当者ごとに解釈が変わってしまうことを防げます。

具体的なコンサルの流れは以下の通りです。
①業務の可視化(BPMN)
②問題の特定
③原因の追究
④改善案の立案
⑤評価

【業務改善のフレームワーク】
BPMNで業務の可視化を行ったら「As-is業務」と「To-be業務」の整理を行い問題の特定を行います。

・As-is業務:現状をありのままで整理し、業務プロセスや作業単位で隠れている問題を発見するフレームワークです。
・To-be業務:今ある業務を将来的にどのような姿にしたいか理想を追求するフレームワークです。

<As-is業務とTo-be業務の手順>
①To-be業務の整理…理想の姿を書き出し整理します。
②As-is業務の整理…現状をありのまま書き出し整理します。
③As-isとTo-beを比較し理想と現実のギャップから問題を洗い出します。
経営戦略・業務コンサルはこのような流れでクライアントの課題解決を進めていきます。

経営戦略・業務改善コンサルの手法の写真

3.現状分析手法とフレームワーク

実践的なコンサルを行うためには分析が必要です。
ここで実際にコンサルを行うための具体的な分析手法とフレームワークをご紹介します。

① SWOT分析:以下の4点から組織や個人の内部要因・外部要因を踏まえ、目的を明確にして市場環境を分析する手法です。
・Strengths…強み
・Weaknesses…弱み
・Opportunities…機会
・Threats…脅威

②3C4P:3C分析を行う際に4P分析を連携させ競合との関係性をより詳細に把握し、自社の強みと弱みも分析する手法です。
<3C分析>
・Company…自社
・Customer…市場、顧客
・Competitor…競合
<4P分析>
・Product…製品
・Price…価格
・Promotion…プロモーション
・Place…流通

③ポジショニングマップ:自社製品・サービスの競争優位性ある独自のポジショニングを導き出す作業を効果的に分析しマッピングにする手法です。
ポジショニングマップでは、商品のポジションを縦軸と横軸とからなる2次元の座標で表し、市場の状況や各商品の関係性をひと目で把握できるようにします。
<ポジショニングマップのポイント>
・独立性の高い2軸を設定
・購買決定要因を考慮
・競合のいない、空いているポジションを探す

④ファイブフォース分析:企業を取り巻く脅威を知り業界の収益構造を明らかにするため、5つの視点から業界の競争ルールに影響を与えているかを分析する手法です。

<5つの視点>
・業界内の競合
・新規参入の脅威
・代替品の脅威
・売り手の交渉力
・買い手の交渉力

⑤PEST分析:自社を取り巻くマクロな外部環境を分析し、リスクを回避するためのフレームワークです。
・Politics…政治
・Economics…経済
・Society…社会
・Technology…技術

⑥マッキンゼー7S分析:7Sとは、組織を考えるうえで必要な比較的変更が可能な「ハードの3S」と、変更に時間がかかる「ソフトの4S」に分析するフレームワークです。
<ハードの3S>
・組織構造
・システム
・戦略
<ソフトな4S>
・共通の価値観
・経営スタイル
・人材
・能力

現状分析手法とフレームワークの写真

4.まとめ

今回は経営戦略・業務改善の実践的なコンサルティング手法をご紹介してきました。
コンサルティングの流れはMAS(Management Advisory Servise)やBPMN(Business Process Management)を活用し問題の可視化を行ったうえで実践的な手法で課題解決を行います。

課題解決には様々な手法がありました。
・SWOT
・3C4P
・ポジショニングマップ
・ファイブフォース
・ポーターの5つの力
・PEST
・マッキンゼー7S

ひかり税理士法人が多業界にまたがりコンサルティングを成功させてきたのも、こうした手法をクライアントに合わせて採用しているからです。
⇒関連記事『コンサルティング成功事例~経営改善計画の具体的な取り組み~

今回ご紹介したコンサルの手法は経営戦略・業務改善にクローズアップしました。
企業の発展のためには経営戦略は必要不可欠です。
そして業務改善に取り組むことで効率的な利益を生み出すことができます。
ひかり税理士法人では事業再生コンサルタントがクライアントの業務改善コンサルを行っています。
⇒関連記事『事業再生コンサルタントの役割とやりがいは?【事例付き解説あり】

また、当法人の経営・事業再生コンサルティングにおいて、第一線で活躍している職員のインタビューもあわせてご覧ください。
⇒社員インタビューはこちら(https://www.hikari-tax.com/recruit/7th/career.html

当法人では、充実した資格支援制度や実践的な研修をおこない日々成長し続けることができる環境です。
成長しながら本当にクライアントに必要とされるコンサルタントを目指したい方はぜひ飛び込んできてほしいと思います。

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