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2024.01.01|CEOコラム

年初にあたって再確認しておきたいこと ~CEOコラム[もっと光を]vol.203

 みなさん、明けましておめでとうございます。とはいうものの、今年のお正月は平穏どころか、お屠蘇気分を一瞬にして吹き飛ばすほどの天災や人災が相次いだことに驚いています。辰年ということで昇竜になぞらえて上昇傾向の1年になることを期待はしていますが、年明け早々、その期待に暗雲が垂れ込めているというのが正直な感想です。

 

 実は大晦日を出雲大社近くの宿で過ごし、元日に初詣を済ませて15:50に出雲空港を発つJAL2356便で帰路についたのですが、搭乗機が定刻に離陸して巡航高度に達した16時過ぎに機内Wi-Fiに繋げたところ、「石川・能登で震度7」というニュース速報に驚きました。留守番をしている家族にラインで連絡を取りましたら、「気持ちの悪い横揺れが結構続いた」とのことでしたが、もちろん機上の人にはピンときません(笑)。「特に被害はない」とのことで安堵はしたものの、家路を急いだことは言うまでもありません。

 

 ところで、搭乗したJAL便の機内では同行した妻がCAさんと制服やスカーフの話題で他愛もない会話をしていました。なんでも4年前に制服のモデルチェンジがあったとのことで、そういえばコロナ禍を含む4年間、JALには乗っていなかったことに気がつきました。そのJALが翌2日に羽田空港で前代未聞の大事故に遭遇したのですから、これまた驚きです。事故の経緯や原因については他に譲りますが、全焼したエアバスA350型機の損害額が気になって日本航空の有価証券報告書を確認したところ、簿価は1機約200億円のようです。保険で補填されるとはいえ、就航して2年にも満たない最新鋭機材を失った痛手は大きいでしょう。

 

 それはともかく、この天災や事故から私たちは何を学ぶべきでしょうか。阪神淡路大震災から29年、東日本大震災から13年、熊本地震から8年、そして今回の能登半島地震と僅か30年足らずの間に相次いだ震災の次は間違いなく南海トラフ大地震です。そのリスクが刻々と高まる中、覚悟を持ってできる限りの備えをしておく必要があります。また、航空機事故からはコミュニケーションの不足や思い込みが重大な事故に繋がることを再認識する必要があります。指示事項の復唱や指差確認、複数の目によるダブルチェックといった基本的な行動が何よりも大切なことを年初にあたって再確認しておきたいところです。

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