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2022.10.31|CEOコラム

路傍に咲く小さな花に学ぶ ~CEOコラム[もっと光を]vol.143

 先日、孫の手を引きながら近所の公園を散策している折りに、路傍に咲く小さな花に目がとまりました。雑草にしては色がとても鮮やかで、花の中に別の花が咲いているようにも見え、今までに見たことのない不思議な花です。「ジィジ、このお花なに?」と聞く孫の声に答えることができずに思わずスマホを手にとってネットの植物図鑑を検索した次第…

 

 すると、「ランタナ」という中南米原産の外来種であることがわかり、「多数の小花からなる散形花序をつけ、開花後、時間がたつと次第に花色が変わるため、同一花序でも外側と内側では花色が異なる(内側が新しい)…」と解説されていました。添付した写真からもお分かりいただけるとおり、内側の新しい花は鮮やかな黄色ですが、これが次第に外側のピンク色に変わっていくようです。日が経つにつれて花の色彩が変化していく様子から、和名がシチヘンゲ(七変化)と名付けられたのにも納得できます。

 

 ところで、このランタナは繁殖力が強く、そのタネには「アレロパシー」という機能が備わっているとのこと。これは植物が他の植物の生長を抑える物質(アレロケミカル)を放出したり、昆虫や微生物による侵襲を防御し、あるいは時には引き寄せたりする効果を発揮する機能だそうです。つまり、ランタナは他の植物の生長を抑えて自らが育ちやすい環境を整えて繁殖するというわけですから、その強かな生き残り戦略には感心します。

 

 このようにランタナをはじめとする各種の植物が、その進化の過程で獲得した環境適応能力には驚くほかはありませんが、こうした能力は経営にとっても必要な能力であると再認識させられます。変化する環境に柔軟に対応して生き残る「七変化」、市場における競争力優位を確保するための「アレロパシー」。路傍に咲く小さな花を決して侮ってはならず、そこから教えられることもあるのだと思い知らされた孫との散策のひとときでした。

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