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スタッフコラム

滋賀事務所
2023.10.30|会計 経営

「IT導入補助金2023」~インボイス制度への対応はお済みですか?~

 インボイス制度が開始され、1ヶ月が経とうとしています。
請求書の発行や消費税の取り扱いなどに変更が生じ、事務負担も増えるなか、まだまだ新制度への対応に頭を悩ませている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
また、インボイス制度に対応するために請求書発行ツールや会計システム・販売管理システムなどのITツールの導入を検討されている方も多いかもしれませんね。

 インボイス制度の対応を目的としたITツールの導入は「IT導入補助金」の対象になります。
この機会にぜひ、IT導入補助金の申請を検討してみてはいかがでしょうか。

1.「IT導入補助金」とは

 IT導入補助金は、中小企業・小規模事業者等の労働生産性の向上を目的として、業務効率化やDX等に向けた ITツール(ソフトウェア、サービス等)の導入を支援する補助金です。

 

  • 通常枠(A・B類型)
  • セキュリティ対策推進枠
  • デジタル化基盤導入枠(デジタル化基盤導入類型)
  • デジタル化基盤導入枠(複数社連携IT導入類型)
  • デジタル化基盤導入枠(商流一括インボイス対応類型)

 

の5つの枠があり
インボイス制度に対応するための会計ソフトや受発注ソフト等のITツール導入は「デジタル化基盤導入枠(デジタル化基盤導入類型)」に該当します。

 

以下では、デジタル化基盤導入枠(デジタル化基盤導入類型)についてご説明します。

2.デジタル化基盤導入枠(デジタル化基盤導入類型)の概要

■補助事業者
中小企業・小規模事業者等

 

■補助対象
(1)ソフトウェア
・会計ソフト、受発注ソフト、決済ソフト、ECソフトのいずれかの、ソフトウェア購入費、クラウド利用費(最大2年分)、導入関連費

 

(2)ハードウェア
・PC、タブレット、プリンター、スキャナーおよびそれらの複合機器、POSレジ、モバイルPOSレジ、券売機等の購入費用、設置費用
・ハードウェアは、それぞれのカテゴリーに対応するソフトウェアに付加して導入する場合のみ、対象となります。
(ハードウェアのみでの導入は対象外。)

■補助額・補助率
(1)ソフトウェア
補助額:350万円以下
補助率:50万円以下部分は3/4以内。50万円超~350万円までの部分は、2/3以内

 

(2)ハードウェア
・PC、タブレット、プリンタ、スキャナ・複合機等の購入費用:補助上限額10万円、補助率1/2以内
・レジ、券売機等の購入費用:補助上限額20万円、補助率1/2以内

※参考サイト
https://it-shien.smrj.go.jp/applicant/subsidy/digitalbase/

3.IT導入補助金申請のスケジュール

 現在、デジタル化基盤導入枠(デジタル化基盤導入類型)では、15次締め切り分までが公表されています。

最終締め切りがいつになるかはまだ分かっていませんが、

IT導入補助金の申請には行政システムの利用に際しての共通認証システムである、「GビズID(gBizID)」の取得が必要です。

 GビズIDの取得は、混雑期には最長で1か月近くかかる場合もありますので、

IT導入補助金の申請を検討している方は早めに取得しておくことをおすすめします。

11次締切分
締切日 2023年10月30日 (月) 17:00
交付決定日 2023年12月4日 (月) (予定)
12次締切分
締切日 2023年11月13日 (月) 17:00
交付決定日 2023年12月18日 (月) (予定)
13次締切分
締切日 2023年11月27日 (月) 17:00
交付決定日

2024年1月9日 (火) (予定)

14次締切分
締切日 2023年12月11日 (月) 17:00
交付決定日 2024年1月22日 (月) (予定)
15次締切分
締切日 2023年12月25日 (月) 17:00
交付決定日 2024年1月29日 (月) (予定)

 

※参考サイト
https://it-shien.smrj.go.jp/schedule/

4.最後に

 弊法人でもfreeeやMFクラウドをはじめとするクラウド会計ソフトの導入支援を積極的に行っております。

IT導入補助金を活用してクラウド会計を導入することでインボイス制度に対応していこうと検討されている方は、弊法人までお気軽にお問い合わせください。

 

(文責:滋賀事務所 岡田)

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