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2020.08.31|経営

5G、AI革命、コロナ禍 この先日本経済はどこに向かうのか「大予想」!

最近、コロナ禍で多くの国民は自粛が求められ、企業は経済活動が大きく制限されています。
一方で、5G、AI革命など科学技術のさらなる進展が進んできています。また、米中摩擦やコロナ後世界恐慌が訪れるという噂もあります。

今回のコラムでは、今起きている事をもとに、未来を想像してみようと思います。皆さんはどんな世界が訪れると思われますか?

1.ドラえもんの世界が実現するかも?トヨタが目指すウーブン・シティとは

皆さん、「ドラえもん」ってアニメ、ご存知ですよね?のび太というダメ少年がドラえもんの力を借りて何とか難題(?)をクリアしようとするけれど、結局しっぺ返しを食らうというギャグ漫画です。

設定ではドラえもんは超ハイテクになった22世紀の世界からやってきたロボットですが、そのアニメの設定の世界が現実になっていくかもしれないという話があるのご存知ですか?

まずは、こちらをご覧ください。

 

https://global.toyota/jp/newsroom/corporate/31170943.html

 

これは、今年1月トヨタから発表されたもので、年末閉鎖予定の東富士工場(静岡県裾野市)の跡地で進められる街づくりプロジェクトです。
人々の生活のすべてがネットワークで結び付き、AI技術、ロボット、自動運転、道が網目のように絡み合うことから「ウーブン・シティ(Woven City:織って作られた町)」と名付けられています。
そういえば、NTTとの業務資本提携やパナソニックとの住宅事業の統合がありましたが、この布石だとも考える事が出来ますね。

2.政府が進める「超スマート社会」「Society5.0」「ムーンショット目標」

実は、この方向性は、政府が強力に進めている事でもあるのです。
具体的には、科学技術基本法に基づく計画に、世界に先駆けた「超スマート社会(Society5.0)」の実現が謳われています。

Society5.0とは簡単に言うとサイバー(仮想)空間と現実が高度に融合し、すべての人のニーズに対し、リアルタイムできめ細くサービスが提供される、そんな社会です(詳細は、内閣府の「科学技術基本計画」を参照ください)。

我々の業界では電子決済から経理業務まですべてを自動化するなんていうのもこれに当たります。

また、政府は、2020年1月「48回総合科学技術・イノベーション会議」を開催し、ムーンショット目標なるものを決定しています。

 

目標1:2050年までに、人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現
目標2:2050年までに、超早期に疾患の予測・予防をすることができる社会を実現
目標3:2050年までに、AIとロボットの共進化により、自ら学習・行動し人と共生するロボットを実現
目標4:2050年までに、地球環境再生に向けた持続可能な資源循環を実現
目標5:2050年までに、未利用の生物機能等のフル活用により、地球規模でムリ・ムダのない持続的な食料供給産業を創出
目標6:2050年までに、経済・産業・安全保障を飛躍的に発展させる誤り耐性型汎用量子コンピュータを実現

 

目標1なんてSF通り越してオカルトっぽい内容だと感じてしまうのは私だけでしょうか?(人が身体、脳、空間、時間の制約から解放って、ボディを捨てたサイバー人間になるということでしょうか??)
しかし、ムーンショット目標なんていうのが政府発で情報が出るということは、これに向かって予算が割かれ、物事が進んでいくということですね。

3.今、起きていること

一方、今世の中に起きている(起きた)印象深いことをあげてみようと思います。
・コロナ禍による半ば強制的に進みつつあるニューノーマル(リモートワーク、ソーシャルディスタンスなど)
・アメリカ(GAFA)と中国(BATH)による世界の覇権争い
・マイナンバーカードの浸透を狙ったマイナポイント
・キャッシュレス化の波

こういったことから将来について「世界恐慌が再来する」とか「AIによる監視社会が訪れる」など不安視する声がある一方、「ボーダレスで自由な社会が実現するんじゃないか」といったポジティブな意見もあります。

 

今、コロナ禍で業績が悪化し、苦しんでおられる企業様も多いと思います。とにかく今を最優先に動かれるべきでしょうし、そういった方々に優先的な支援がなされるべきです。

しかし、コロナが落ち着いたその先はどうなるのでしょう?

 

これはあくまで私個人の勝手な考察ですが、デジタル化・ネットワーク化がさらに進み、時間的空間的な隔たりが無くなっていくと同時に、人々の経済活動や生活様式が急速に変化していくと思います。

そして経験したことのないスピードで変化する世界に少なからず、ついていけない人(企業)も出てくるはずです。

4.将来に向けて備えておきたいこと

世の会社のほとんどは中小企業です。中小企業は、一般的に、ITの活用が遅れており、内部の体制が脆弱で生産性が大企業にくらべ低いと指摘されています。

今が大変な時期である時だからこそ、今まであまり改善のメスが入らなかった部分に目を向けてみませんか?

 

・不効率な作業はないか
・何十年も同じやり方を繰り返していないか
・眠っているデータはないか
・情報が個人に蓄積されて、組織のノウハウになっていないことはないか

 など、特に社内の業務フローや体制を見直されることをお勧めします。

 

弊社では、ITを活用した経理業務を中心としたバックオフィスの改善や業務フローの見直しの支援にも力を入れています。
 ご興味のある方は、ご相談ください。

 

〔参考URL〕
トヨタ自動車 ニュースリリース:
    https://global.toyota/jp/newsroom/corporate/31170943.html
内閣府ホームページ
 ・科学技術基本計画:
    https://www8.cao.go.jp/cstp/kihonkeikaku/index5.html
 ・ムーンショット型研究開発制度:
    https://www8.cao.go.jp/cstp/moonshot/index.html
内閣府 国家戦略特区 スーパシティ解説:   https://www.kantei.go.jp/jp/headline/kokkasenryaku_tokku2013.html

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