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2020.12.21|経営

コロナ禍で再注目の『RPA』 生産性向上の救世主になれる?

2020年は生活様式をはじめ、すべてが変わったといっても過言ではないでしょう。

ビジネスシーンでは、時差出勤やテレワークを導入された企業様も多いと思います。

今までのやり方を変えざるを得ない状況のなか「RPA」が再注目されていることをご存じでしょうか?

1.RPAって知ってますか?

 みなさんは「RPA」という言葉を聞かれたことは、ありますか?
RPAとは
「Robotic Process Automation/ロボスティック・プロセス・オートメーション」の略でソフトウエア型ロボットのことです。

2016年後半頃から日本国内で聞かれるようになったようです。

認知技術(ルールエンジン・機械学習・人工知能等)を活用した効率化の取り組みのひとつで「繰り返し行う」「大量のデータを扱う」「規定に基づいた作業」が自動化に向いているとされています。

人間の補完として業務を代行・遂行できることから「仮想知的労働者」とも言われ
人間がより価値の高い仕事に集中できるようにすることを可能にするテクノロジーです。

2.RPAとコロナ禍と生産性向上

 コロナ禍で安全と経済を両立させなければならない状況のなか、テレワークはもはや当たり前の日常になりつつあります。

心の準備もないまま否応なしにデジタル化の世界へ突入せざるを得なかった方も少なくないのではないでしょうか?
しかし、今の危機意識が根本的な発想の転換を可能にするとも言われています。

紙を必要とする商習慣や印鑑が必要な契約形態をはじめとする過去のしがらみからの脱却はその代表といえます。

 

これまでも「働き方改革」においては、ワークライフバランスの改善のため、生産性向上が重要な課題とされてきました。
RPAは生産性を高める手段として、働き方改革の実現によるワークライフバランスの改善に対するソリューションになるとも言われ、このコロナ禍で再び注目をされるようになりました。

3. RPAを導入するにはなにが必要か

 例えば、テレワーク中の従業員がRPAを使ってリモートでオフィスのルーティンワークを自動的に処理するように指示、管理すれば全体の業務の流れを止めずに済みます。
例えば、RPAを使って指示したサイトにアクセスし必要な情報を自動的に取得。データの収集・分析業務に活用すれば、時間の短縮が可能になります。

 

このように書くとなんでも自動化してくれるようにも思いますが、なんでもかんでもロボットがしてくれる訳ではありません。

導入をする前に業務内容の洗い出しをしっかりとして、RPAの特性を生かした最適化をすることで最大限に活用することができます。

 

 

【得意】
 ・ルーティン業務などの繰り返し業務を正確に作業すること
 ・大量のデータを扱うこと
 ・24時間365日、休まず働くこと

【苦手】
 ・アクシデントや例外処理に弱い
 ・あらかじめ指示したことしかできない(判断はできません)
 ・複雑なことを実施するには、多くの工程を指示しなければならない。

4.RPAのその先

 既述の通り、RPAはあくまで手段のひとつでしかありません。
業務内容の洗い出しや業務の最適化はRPAを使った効率化のみならず、すべての業務効率化の第1歩といえます。

 

業務フローやデータフローなど、業務全般の再設計と最適化をすることは大変骨の折れる作業ですが、長期的にみると改善を継続させ生産性を向上させる最重要事項なのです!
こんな時だからこそしっかりと向き合う事が大切だと感じています。

 

我々ひかり税理士法人は、業務設計や業務最適化のお手伝いもしています!
是非、お聞かせください。ほんとに些細なお困りごとでも、構いません。
ひとつの作業単体のシステム化をするのではなく、仕事のやり方そのものを再構築することで、もっともっと進化できるかもしれません。
「常識が変わる!」とまで言われるアフターコロナを見据えた対応を柔軟にしていきましょう!

(文責:京都事務所 岡田)

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