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2023.04.28 | 就活コラム
会計・経理の資格10種比較!難易度・学習期間・就職先など
2023.04.28 | 就活コラム
会計・経理の資格10種比較!難易度・学習期間・就職先など
会計・経理の資格10種比較!難易度・学習期間・就職先などの写真

会計・経理の資格は、税理士や簿記のように多くの人がすぐに思いつく資格以外にも、多種多様の資格があります。
資格が多種多様であるように、それぞれ特徴があり、難易度や向いている職種も違うのです。
今回は、会計・経理の資格の紹介や比較、取得後の就職先についてご紹介します。

CONTENTS

目次

1.会計・経理に関する資格は大きく3分類

会計・経理の資格は、大きく分けて国家資格、民間資格、国際的に活躍できる資格の3つに分けられます。

■国家資格
・国の法律に基づいて認定が行われている資格
・難易度が高い資格が多く、社会的な信用度が高い特徴がある
・国家資格の中には、有資格者だけが従事できることが法律で定められている独占業務があり、会計や経理関連では公認会計士や税理士が挙げられる

■民間資格
・比較的取得しやすいものから高度な知識を必要とするものまである
・目的別にピンポイントの資格を取得することも可能
・民間資格の中には一般的には公的資格(省庁のお墨付き)とされている資格も含まれる

■国際的に活躍できる資格
・多くの企業のグローバル化が進んでいるため、会計・経理も国際的な知識の需要が高まってきている
・試験が英語で実施される資格もあり、保持しているだけで会計・経理のみならず、英語能力の証明になる


上記3つの資格は会計や経理の業務のうち、どの業務に携わりたいか、どのようにキャリアップしたいかを考えて、取得するべきかを選択しましょう。

会計・経理に関する資格は大きく3分類の写真

2.会計・経理の資格10種紹介【比較】

以下では、それぞれの資格の詳細や難易度、学習期間等について、比較を交えながら紹介します。

【国家資格】
① 公認会計士
・会計資格の最高峰
・財務諸表監査を独占業務としている
・税理士及び行政書士に無試験で登録を受けることが可能
・難易度:★★★★★+
・平成30年度合格率:11.1%
・学習期間:2~4年
・メリット:社会的な信用度が高く、将来的にも安定している

※公認会計士の合格率は監査審査の発表データを参考にしています。
<願書提出者数(11,742名)/短答式・論文式試験の最終合格者数(1,305名)>
https://www.fsa.go.jp/cpaaob/kouninkaikeishi-shiken/ronbungoukaku_30/01.pdf

② 税理士
・税務・会計のスペシャリスト
・税務や会計に関する業務からコンサルティング等幅広い業務を行う
・科目選択制(全11科目5科目を受験者が選択)
・難易度:★★★★★
・平成30年度合格率(一部科目合格除く):2.18%
・学習期間:2~5年
・メリット:科目合格制で1科目ずつ受験でき、通算5科目合格で資格取得となる

※税理士の合格率は国税庁の発表データを参考にしています。
<受験者数(30,850名)/一部科目合格除く合格者数(672名)>
https://www.nta.go.jp/taxes/zeirishi/zeirishishiken/shikenkekka2018/01.htm

③ FP技能士(ファイナンシャル・プランニング技能士)
・顧客の資産設計やライフプラン設計のプロフェッショナル
・一般社団法人金融財政事情研究会および特定非営利活動法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会が実施
・3級~1級があり、段階的に受験可能
・実施団体によって試験日程や合格率等の違いがある
・難易度:★★~★★★★
・学習期間:2ヶ月~1年
・メリット:国家資格の中では比較的取得しやすく、生涯有効

【民間資格】
④ 日商簿記検定
・日本商工会議所が実施しており、簿記検定の中で最も有名
・初級、3級~1級があり、段階的に受験可能
・難易度:★★~★★★★
・学習期間:3ヵ月〜1年
・メリット:知名度があり、2級以上は就職や転職に有利に働く

⑤ ビジネス会計検定
・財務諸表に関する知識や分析力が問われる
・簿記の知識は不問で、財務諸表の数値を理解してビジネスに役立てることに重点を置いている
・難易度:★★~★★★
・学習期間:1〜3ヵ月
・メリット:企業分析に役立つため、就職や転職に有利に働く

⑥ 電子会計実務検定
・会計ソフトを使用した会計実務能力が問われる
・日本商工会議所が実施しており、公的な信頼度がある
・3級~1級があり、段階的に受験可能
・難易度:★★~★★★
・学習期間:3ヵ月〜1年
・メリット:簿記の知識と会計ソフトのスキルを証明できる

⑦ FP(ファイナンシャルプランナー)
・FP技能士とは受験条件や問われるレベルが違い、AFP(2級FP技能士と同等レベル)とCFP(1級FP技能士と同等レベル)がある
・特定非営利活動法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会が試験を実施
・資格の維持にはコストが発生する
・難易度:★★★~★★★★
・学習期間:4ヶ月~1年半
・メリット:顧客の信頼がアップする他、就職や転職に有利に働く

【国際的に活躍できる資格】
⑧ US CPA(米国公認会計士)
・米国の正式な公認会計士資格(米国の国家資格)
・試験は全て英語で実施
・会計知識と英語能力(TOEIC800点程度以上)が必須
・難易度:★★★★
・学習期間:9ヶ月~2年
・メリット:世界的に認められている資格なので、どの国でも評価される

⑨ BATIC(国際会計検定)
・企業のグローバル化に不可欠な英語力と国際会計スキルを同時に証明
・試験は全て英語で実施
・東京商工会議所が実施
・合否ではなくスコア制
・難易度:★★~★★★
・学習期間:1~3ヶ月
・メリット:グローバル化に適した人材として証明できる

⑩ IFRS Certificate (国際会計基準検定)
・国際会計基準(IFRS)の広範な知識と理解力を測る
・日本語で受験可能
・難易度:★★~★★★
・学習期間:1ヶ月~2ヶ月
・メリット:120ヶ国以上が採用しているIFRSの理解が就職・転職に有利に働く他、勤務先での評価アップにもなる

会計・経理の資格10種紹介【比較】の写真

3.会計・経理の有資格者の就職先

以下では、会計・経理の資格が活用できる就職先を紹介します。

■会計事務所・税理士事務所
・公認会計士/税理士/FP技能士/FP/US CPA
・会計や税務のプロフェッショナルとして活躍できる
・ファイナンシャルプランニングの能力がコンサルティングにも活用できる
・顧客のグローバル化に対応できる

■一般事業会社
・日商簿記検定/ビジネス会計検定/電子会計実務検定/FP技能士/FP/BATIC
・簿記や会計の知識や実務能力が経理部門で活躍できる
・ファイナンシャルプランニングの能力が人事部門や総務部門でも活かせる
・自社他社問わず企業分析ができる

■グローバル企業・外資系企業
・US CPA/BATIC/IFRS Certificate
・国際的な会計の知識やスキル、英語能力が評価され、スキルを発揮できる
・ビジネスシーンではグローバル化が進んでいるため、需要が高い

■コンサルティングファーム
・公認会計士/税理士/US CPA
・専門的な知識や能力が必要とされ、資格が活きる
・国家資格は社会的な信頼度や説得力が高く顧客の満足度も高い
・US CPAは国際的に認められていて、多種多様な顧客獲得につながる

会計・経理の有資格者の就職先の写真

4.まとめ

今回は会計・経理の資格について比較や就職先等の紹介をしました。
会計・経理の資格は大きくわけて3つあり、それぞれ以下のような特徴があることがお分かりいただけたかと思います。

■国家資格
・難易度が高い
・専門家として活躍したい場合

■民間資格
・多種多様な資格がある
・キャリアアップして企業で活躍したい場合

■国際的に活躍できる資格
・需要が高まっている
・コンサルティングファームやグローバル企業、外資系企業で活躍したい場合

会計・経理の資格取得を目指す場合は、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。

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