私たちひかり税理士法人では、広報活動の一環として「HAGレポート」を作成し、 クライアント企業をはじめ関係先の方々にお届けしています。
わが国には250万社を超える株式会社があります。そのうち、上場会社は4千社ほどに過ぎませんから、上場会社とは「選ばれた会社」であり、したがって「優良な会社」であると認識されています。しかし、上場会社といえども経営の舵取りを誤ると破綻を余儀なくされます。 事実、今年10月末現在で既に28社にのぼる上場会社が破綻しています。この数は、ゼネコンの破綻が相次いだ2002年の29社を超える勢いですから、景気後退が暗い影を落としている一つの証拠ともいえるでしょう。
つまり、上場会社だからといって盤石である保証などなく、したがって、信頼できる情報を入手し、その情報を読み解くことによって、会社の長所やリスクを的確に把握しておかなければ不測の損害を被ることにもなりかねません。
そこで、是非とも利用したいのが、有価証券報告書です。有価証券報告書とは、上場会社等が自社の情報を外部に開示するために作成するもので、そこに登載されている財務情報については監査法人が監査を実施していますし、また行政による審査もありますから、信頼に足りる資料といえます。したがって、そこに記載されたデータから、学ぶべき点や反面教師とするべきところを学習しようというわけです。
なお、有価証券報告書はインターネット上において、EDINET(Electronic Disclosure for Investors' NETwork)に接続することにより、容易に閲覧することができます。
さて、優良企業の条件として自己資本比率が注目されますが、これは文字通り、総資本(総資産)に対する自己資本(純資産)の割合で、財務省の「法人企業統計調査」によると、全産業平均では33.5%(前年度32.8%)と報じられています。ところが、この比率が90%を超える上場会社があって感心させられます。
貴金属の製造販売を行っているツツミ(証券コード7937)の有価証券報告書をひもとくと、2008年3月期の自己資本比率は95.8%となっています。貸借対照表を眺めても負債は僅かな租税債務のみで、借入金がゼロというのは立派です。
また、植物エキスや粉末酒の製造販売を行っている佐藤食品工業(証券コード2814)の自己資本比率も94.4%と開示されていますから、財務の健全性は問題なしといえるでしょう。
このような高率の自己資本比率は中小企業では望むべくもないのが実情です。しかし、たとえ歩みは遅くとも、毎年着実に利益を上げることによって内部留保の拡充に努め、更なる自己資本比率の改善を進めていく上で、キャッチ・アップの目標として知っておきたい事例です。
一方、破綻した上場会社に共通するのは、いずれも資金のショート、つまりキャッシュが底をついたことです。このことは、破綻企業のキャッシュ・フロー計算書を読むと、既にシグナルが発せられていることが判ります。
例えば、破綻した中堅ゼネコンの新井組(証券コード1854)の有価証券報告書をひもとくと、直近期の営業キャッシュ・フローは、50億円のマイナスとなっています。つまり、1年間にわたって営業活動を行った結果、50億円のキャッシュを失ったというわけです。このことは2,500億円を超える負債を抱えて破綻したアーバンコーポレイション(証券コード8868)も同様で、直近期に1,000億円を超える営業キャッシュ・フローのマイナスが明らかにされるとともに、過去5年間にわたって黒字決算を続けながらも、営業キャッシュ・フローは一度もプラスに転じていないことから、破綻のシグナルは既に点滅していたともいえます。つまり、企業は赤字で倒産するのではなく、資金が底をつくことによって倒産するという事実を改めて認識する必要があります。
株式や為替の相場が不安定な様相を強める中、中小企業を取り巻く経営環境は更なる悪化が予想されます。しかし、厳しい環境下にあっても私たち中小企業は強かに生き残っていかなければなりません。時には有価証券報告書をひもとき、同業種や類似業態の上場会社の経営実態をリサーチして、自社の経営に活かすヒントを得ると共に、破綻した事例からは、同じ轍を踏まない教訓を学びたいものです。
財源問題の解決しない年金制度、不景気の上に米国のサブプライムローンに端を発する世界金融危機、広がる格差社会、先の読めない時代では自助努力により必要な家計の資金をやり繰りしなければなりません。
家計の長期計画を考えるためには、「ライフプラン」の策定が必要です。「ライフプラン」とは生涯にわたる、「人生設計」や「生活設計」と呼ばれるものです。一昔前は、夫の年齢と職業を聞けばその家庭のライフスタイルが想定でき、おおよその課題やライフプランを画一的に策定できました。しかし、現在は少子高齢化社会、晩婚化、非婚化、雇用の流動化、給与制度の変化など一人一人のライフスタイルが多様化してきています。個人のライフスタイルにあった、将来の夢や目標を実現するための計画をたて、先を見据えた生活をすることが重要です。
しかし、どんなライフプランであっても、その実現のためには「お金」を抜きにして考えることはできません。まず、漠然としている将来の夢・目標を顕在化させライフプランを作成し、お金の上手な使い方を検討していきましょう。
今回は、「ライフプラン」の作成ステップと、注意点をご紹介いたします。皆様の将来設計の参考になれば幸いです。
将来に備えマネープランを作成し、資金の収支を管理していくことは確かに面倒です。
その面倒な資金のやり繰りを、後ろ向きな考えで行うと「お金の管理をやらないといけない!」と苦痛になってしまいます。まず、人生の目標(自分が何を「やりたいか」を考える)を定め、現状とのギャップを把握しましょう。その後、目標に向かってその差を一歩一歩縮める努力を行うことが重要です。まず、ご自身の夢・目標をもう一度再設定して下さい。
まず、目標とのギャップを把握するために、自分の現状の資金状態を把握します。
現状の資金状態を可視化するツールとして、1年間の資金収支を表す「単年度収支表」と、ある時点の資金状態を表す「バランスシート」があります。
この2つのツールを作成することで、現状を把握します。また、支出を減らす見直し項目がないか、あわせて調べてみます。
※「単年度収支表」とは、一定期間の収入と支出を捉え、その差額を計算する表です。家計簿があれば、1月から12月までの期間を合計します。
※「バランスシート」とは、一定日(12月31日が適当)における家計の資産と負債からその差額である純財産(法人では資本の部)を把握する表です。
社会保障制度、年金制度の受給金額、金融市場の長期金利、為替動向など将来の家計に影響を及ぼす情報を収集します。
「Step.1 人生の夢・目標確認」 「Step.2 現状の資金情報収集」 「Step.3 外部環境情報収集」 から得られた成果物(情報・データ)と「自分に見合ったライフイベント」毎の必要資金額データを基に分析し、「ライフプラン(案)」を策定します。具体的には「キャッシュフロー表」と5年毎のバランスシートを作成します。ここで支出を減らす項目も計画として盛り込みます。
※「キャッシュフロー表」とは、「単年度収支表」を年表形式に1年ごとに並べた表です。対象とすべき期間は現在から死亡時期までとなりますが、通常85歳まで作成します。
ライフプランの案はできましたが、将来のリスクを考慮する必要があります。不幸にも死亡や病気により予定通りの収入が得られなくなった場合を想定してみることが重要です。
想定外の事態が発生し、収入や支出の変化が起こった場合でも、家族の生活が保障されるのかどうか検証してみましょう。 通常は、加入保険の見直しをすることになります。
リスク評価による対処を考慮して、最終の「キャッシュフロー表」と5年毎の「バランスシート」を確定した「ライフプラン」としてまとめます。
作成したライフプランに基づき、実生活の家計に反映させ、お金の支出や貯蓄をコントロールしていきましょう! 自分の人生の夢・目標に向けて、日々一歩一歩進んでいきます。
当初のライフプランに基づいて実行した、単年度資金収支実績を評価し、必要であればライフプランの計画の見直しを行います。 特に昨今の環境の変化には、素早い変更対応が必要です。
※「ライフプラン」作成ステップとして「ITCプロセスガイドラインVer1.1(C)ITCA」の経営戦略ガイドラインから間宮達二の責任において引用、置き換えにより再編成した。
※ひかり経営戦略では、「ライフプラン」作成ステッ プ「5.リスク評価」における、加入保険の見直し サービスを行っております。ご希望の方はお気軽にお問い合わせ下さい。
(文責:間宮)
日経平均は一時7,000円を割り込み、バブル後最安値を更新しました。
ところが、この株安をチャンスと見る人もいるようです。個人投資家による、証券会社の口座開設数が急増しているとか。
でも、株って、どのように選んだらいいのでしょう?株ってギャンブルなのでしょうか? 実は、株は私たちの身近なもの、「結婚」に似ているのです。
次の3人の中から誰か一人、あなたの最愛の娘の結婚相手を選ぶなら、誰にしますか?
(1)資産家
(2)高収入のお医者さん
(3)借金まみれのイケメン芸能人
セミナーで質問すると、「(1)資産家」を選ぶ人が7割、「(2)高収入」を選ぶ人が3割、「(3)借金まみれ」を選ぶ人にはまだ会ったことがありません。
実は、全ての企業は「資産家」「高収入」「借金まみれ」のいずれかに分類できます。
株選びというと何か特別なことのように考える人が多いのですが、本質は娘の結婚相手選びと同じなのです。
ポイント1 株選びは結婚と同じように考える
株選びでは、「資産家」企業か「高収入」企業を選ぶのがポイントです。逆に、絶対に避けなければならないのは、「借金まみれ」企業の株を買うことです。
そんなことは絶対にしないですか?
ところが、多くの個人投資家は決算書も読まずに「借金まみれ」企業を買っているのが現実です。
それでは、「資産家」企業や「高収入」企業は、どのようにして見つけたらよいのでしょうか?
「資産家」企業の特徴は、その名の通り優良な資産が多いことです。例えば、貸借対照表の純資産の多い会社が挙げられます。
「高収入」企業の特徴は、利益が多いことです。例えば、損益計算書の当期純利益の多い会社が挙げられます。
ポイント2 「資産家」「高収入」企業の株を買う
「資産家」企業や「高収入」企業でも、高い株価で購入しては、利益が見込めません。
例えば、あなたの気に入ったスーツ。5万円なら出しても良い、と思っています。ところが値札を見ると、価格は30万円でした。
それでも買いますか?
買いませんよね。どれだけ良いものであっても、価格が高すぎれば買わないのです。
あなたが感じる価値と、実際の価格を比較して買う買わないの判断をするのですね。
株も同じです。株の価値と株価を比較して、投資判断をするのです。そして、株価がとても安い時に良い企業の株を買えばよいのです。
そう、実は株価が暴落している時こそ、良い企業の株を安く買うチャンスなんです。
ポイント3 価値 > 株価 のときに買う
ここまでの話は、どれも「言われてみれば当たり前!」ということばかりだったと思います。でも、この「当たり前」の知識に価値があります。
あなたが株を持っているなら、「借金まみれ」企業の危険な株を持っていないか、調べてみてください。危険な株はないですか?
経営者のみなさん、総務・経理のみなさんならお気付きのとおり、知識にはとてつもない価値があります。
私の場合、自分自身の知識を維持・向上させるために1年で100万円以上使います。
株式投資が大好きなので、もっとたくさん話をしたいのですが、それはまたの機会に。(安全な株の選び方とは? 株価はなぜ下がるのか?などなど)
文責 公認会計士 日根野 健 株の学校 アクションラーニング代表
公認会計士としての知識と経験を体系化し、戦略的カリキュラムを構築。株式投資教育を通して、ビジネスパーソンが自己実現することをサポートしている。
好評セミナーを、毎月、開催中。 ホームページ http://e-actionlearning.com/

今回ご紹介させていただくお店は、JR長岡京市駅前にある『和み』さんです。
乙訓旬菜『和み』さんは、店名にあるように乙訓地域のおいしい食材にこだわり、店主の小西さんが腕をふるう創作居酒屋さんです。ときには、自家栽培された野菜、春には自家生産の朝堀りタケノコがお目見えします。
店内は、地域の竹をふんだんに使い、落ち着いた雰囲気を作りだしています。カウンター10席・掘りごたつ式の座敷20席がありますので、ゆっくりくつろぎながら地元の味をおいしいお酒とともに堪能して頂けます。
駅前にありますので、ぜひ一度お気軽にお立ち寄り頂き、旬の食材をお召し上がりください。
